「菊陽町図書館スタッフおすすめ本2020⑮、⑯」
ただ今、貸出カウンター前では図書館スタッフおすすめ本を展示しております。
一冊一冊熱い紹介文がついているのですが、
残念ながら図書館に来館した方しか読むことができません・・・。
そこで、おすすめ本の中から各スタッフ一冊ずつ紹介いたします!
⑮『夢見る帝国図書館』 中島京子∥著 文藝春秋
帝国図書館とは明治時代に設立された日本初の国立国会図書館である。
数多くの文豪がここで近代日本文学を作り上げた様子が書かれている。
また図書館で知り合った小説家と女性の友情を織り交ぜ、
女性と図書館の過去がミステリー調に解明されながら興味深く図書館の歴史を知ることができる。
2020年紫式部文学賞受賞作品。(山本直)
⑯『西園寺公望』 岩井忠熊∥著 岩波書店
桂園時代や最後の元老として西園寺公望の名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。
西園寺は江戸末期から太平洋戦争突入直前までの長い激動の時代を生きました。
その中で培われた西園寺の卓越した政治的駆け引きや先見性・見識などは現代にも通ずるところが
大いにあると思います。(吉野)