「菊陽町図書館スタッフおすすめ本2021⑨、⑩」
ただ今、貸出カウンター前では図書館スタッフおすすめ本を展示しております。
一冊一冊熱い紹介文がついているのですが、
残念ながら図書館に来館した方しか読むことができません・・・。
そこで、おすすめ本の中から各スタッフ一冊ずつ紹介いたします!
⑨『そこに工場があるかぎり』 小川洋子∥著 集英社
作家による工場見学エッセイ。工場見学本というと普通なら写真が満載!そこに文章で説明、
となりますが流石は作家だけあって一切の写真もなく文章だけですべてを説明しています。
工場見学記が文学になっている!
日本のものづくりの素晴らしさと小川洋子さんの工場愛がひしひしと伝わってくる一冊です。(福田)
⑩『古書修復の愉しみ』 アニー・トレメル・ウィルコックス∥[著] 市川恵里∥訳 白水社
この本は、アメリカで一流の製本・書籍修復家に、女性として初めて弟子入りした著者が、
職人として成長していく過程を綴った内容です。
併せて、古書の修復の過程も描かれており、何世紀も前に作られた本が甦っていく様子が、
とても嬉しいです。(外園)