イベント名:「昔のあそびを調べよう! ~TVゲーム編~」
日時:平成26年12月23日(火、祝日)13:00~15:00
参加者:こども6名 大人2名(定員10名)
ゲームの歴史を通じて、もの作りの楽しさや奥深さを伝える今回の企画、小学生から大人の方まで幅広い年代のみなさんが参加してくださいました。
最初に【ニンテンドー3DSで知る、もの作りの工夫】というお話を職員がしました。
「みんなが遊んでいるニンテンドー3DSには、長い歴史と多くの人達の知恵と工夫がつまっています」とお話したところ、講座終了後に「ゲームはいつからあるの?」(※1)、「昔のゲームはひとつのゲームしかできなかったんですか?」(※2)など、たくさんの質問をしてくれました。( ^ω^ )
※1:「ニンテンドー3DSを発売している任天堂が、一番最初に出した携帯型ゲーム機は、今から34年前の1980年に発売されたゲーム&ウオッチですよ」とお話したところ「ゲームはいつからあるの?」という質問をしてくれました。
(´・ω・)?
※2:現在のゲーム機は、ゲーム機本体にゲームソフトを入れて遊べるので、ソフトを交換すれば色々なゲームで遊べることが出来ます。一方ゲーム&ウオッチは、ゲーム機とソフトが一体型なので遊べるゲームは1種類でした。
また、ゲームをきっかけとした読書への誘いという意味で、小中学生に人気のある小説『オンライン』、『メランコリー・サガ』や、大人向けの『ゲームの父 横井軍平』、『死ぬまでにやりたいゲーム1001』など、色々なゲーム関連本を展示しました。
最近話題になった新書、『東大卒プロゲーマー』、『勝ち続ける意志力: 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」』や『突撃!となりのプロゲーマー』(当館所蔵なし)など、最近TVに取り上げられることも多い、プロゲーマー(※3)という仕事がわかる本も展示しました。
※3:プロゲーマーとは、ゲーム大会の賞金、スポンサーからの収入など、ゲームをプレイする事で報酬を得る職業。プロスポーツ選手に近い。日本では、上記の本を書いている、ときどさん・梅原大吾さんが有名です。
【プロゲーマー】という言葉に興味を持った子がいたので、仕事の内容やアメリカでおこなわれている大会の様子などを、説明しました。
少人数での開催だったので、ひとりひとりに丁寧に説明できたのではないかと思います。
↑こちらは、多くのプロゲーマーが活躍するアメリカのゲーム大会、「エボリューション・チャンピオンシップ・シリーズ(略称:EVO)」の様子がわかる動画です。
当館で7月におこなった「親子で学ぶゲームとの付き合い方」展に参加してくれた子が、そのときの経験を元に夏休みの自由研究として発表し、金賞をもらうというとても嬉しいことがあったので、その自由研究をお借りして展示しました。
(*^^*)主催として大変嬉しかったです!
多くの子ども達が遊ぶゲーム。
子どものオモチャと思われがちなゲームですが、ゲームを作るプログラマー、音楽を作るミュージシャン、パッケージを作るイラストレーターやデザイナーなど、多くの職業の方が関わるため、映画と同じく総合芸術としての面もあり、ひとつの文化として成立しています。
ゲームの良い面と、悪い面の両方を知り、子どもだけでなく大人もゲームと適切な距離が取れるように、これからもいろいろな情報を発信していきたいと思います。
(`・ω・´)キリッ !