「司書のおすすめ」(新着コーナー横)
図書館では、月に一度、司書のイチオシ本を紹介しています。
月に2冊、手書き・イラストあり等、司書の熱い想いのこもった紹介文付きです。
今月のおすすめはコレ!
『モグラハンドブック』 飯島正宏・土屋公幸/著
ある時、図書館の庭に、モグラが遊びに来たことがあります。あまりに可愛かったので
キャワキャワ観ていたら、驚いて地中に逃げていきました。その早かったこと!
その時のモグラは、この本によるとモグラ科モグラ属コウベモグラでした。
モグラの事、どこまで知っていますか?モグラの常識が塗り替えられること、間違いありません。
『ティファニーで朝食を』 トルーマン・カポーティ/著
この本には、1940年代のニューヨークを背景にして描かれた表題作のほかに3つの短編が
収められています。
なかでも『クリスマスの思い出』は、歳の離れたふたりが来るべきクリスマスに向けて
わくわく高揚する気持ちとともに、お互いを思いやりながら準備を進めていく様が
描かれており、心がぽっと温まります。
そして終盤からは果てしなく胸が切なくなります…。
翻訳者である村上春樹氏のあとがきも併せて読むと、時代背景や著者カポーティの
執筆した当時の状況が垣間見え、どの作品もまた冒頭から読み返したくなる一冊です。
『ボクは坊さん。』 白川密成/著
お坊さんワールドにようこそ♪
若くしてお坊さんになった白川密成さんの、「お坊さん」としての日常が綴られた本です。
弘法大師空海の様々な言葉に触れつつ、わかり易い言葉で仏教のことが語られています。
お坊さんの世界の広さと深さに驚くとともに、身近に感じることも出来ました。
表紙のイラストが可愛らしかったので、何となく手にした本でしたが良い意味で
予想を裏切る一冊です!!