「司書のおすすめ」(新着コーナー横)
図書館では、月に一度、司書のイチオシ本を紹介しています。
月に1冊、手書き・イラストあり等、司書の熱い想いのこもった紹介文付きです。
今月のおすすめはコレ!
『死にゆく人の心に寄りそう』 玉置妙憂/著
著者は現役の看護師として、在宅で夫の“自然死”に立ち会い、その死にざまに開眼し、
出家。僧侶になります。
本書は、その2年間の看取りの日々を綴ると同時に、人の死を人生の“着地点”言い、
実際に必要な環境や心の準備についても記す、まるで“指南書”のようです。
誰にでもいつかは訪れるその日。
“着地点”を身近に感じ、考えるきっかけになるかもしれません。
書名は『死にゆく人の心に寄りそう』ですが、生きている人の心にも
寄りそってくれる1冊です。