「司書のおすすめ」(新着コーナー横)
図書館では、月に一度、司書のイチオシ本を紹介しています。
月に1冊、手書き・イラストあり等、司書の熱い想いのこもった紹介文付きです。
今月のおすすめはコレ!
『わたしが正義について語るなら』やなせ たかし著
私が子どもの頃、夢中になって見ていた「アンパンマン」。
やなせ先生が亡くなったと知ってすぐにこの本を読みました。
この本を読む前は「正義」について深く考えたことがなく、ただ「正義はカッコイイ」というイメージしかありませんでした。
そのイメージが覆されました。
「正義はかっこよくない」「絶対的な正義はない」
やなせ先生の言葉とその理由がとても印象に残りました。
若い頃の徴兵体験と弟さんの戦死を元に描かれた「アンパンマン」には子供たちへのメッセージが込められています。
やなせ先生の「正義」への思いを強く感じる1冊です。