「司書のおすすめ」(新着コーナー横)
図書館では、月に一度、司書のイチオシ本を紹介しています。
月に2冊、手書き・イラストあり等、司書の熱い想いのこもった紹介文付きです。
今月のおすすめはコレ!
『本当は怖い小学一年生』汐見稔幸/著
著者はNHK「すくすく子育て」でおなじみの先生です。
子どもが小学入学の時は、ちゃんと椅子に座って先生の話が聞けるかどうか心配します。
この本はタイトルから、問題行動を起こす子どもたちのことを想像しますが、そうではなくその背景にある社会、学校、家庭環境などに言及しています。教室で起きる様々な問題は、子どもたちの心の表れとして捉えています。
「怖い」という言葉に違和感はぬぐえませんが、親子の関係だけではなく、広い視野でこの問題を考えるきっかけになります。
小学校入学する前に、子育てに必要なことが見えてくる一冊です。
『月の満ちかけ絵本』大枝史郎/文
地球の周りを回り、私たちの生活とは切っても切り離せない「月」。
そんな月の満ちかけを易しく説いたのがこの絵本です。
天文学的な解説ばかりではなく、月の形とその名前、昔の人と月との関わり等々も盛り込まれており、楽しみながら月を知ることができます。
「絵本」ですが大人も十分に楽しめます。
但し、小学校低学年の子どもまでは一人で読むよりも、親子で読んだ方がいいかもしれませんね。
2月26日(木)まで☆