菊陽町図書館ブログ

熊本にある、菊陽町図書館の日々の出来事を紹介していきます。

司書のおすすめ 2015年2月分

「司書のおすすめ」新着コーナー横)

図書館では、月に一度、司書のイチオシ本を紹介しています。

月に2冊、手書き・イラストあり等、司書の熱い想いのこもった紹介文付きです。

今月のおすすめはコレ!

 

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『本当は怖い小学一年生』汐見稔幸/著

著者はNHK「すくすく子育て」でおなじみの先生です。

子どもが小学入学の時は、ちゃんと椅子に座って先生の話が聞けるかどうか心配します。

この本はタイトルから、問題行動を起こす子どもたちのことを想像しますが、そうではなくその背景にある社会、学校、家庭環境などに言及しています。教室で起きる様々な問題は、子どもたちの心の表れとして捉えています。

「怖い」という言葉に違和感はぬぐえませんが、親子の関係だけではなく、広い視野でこの問題を考えるきっかけになります。

小学校入学する前に、子育てに必要なことが見えてくる一冊です。

 

『月の満ちかけ絵本』大枝史郎/文

地球の周りを回り、私たちの生活とは切っても切り離せない「月」。

そんな月の満ちかけを易しく説いたのがこの絵本です。

天文学的な解説ばかりではなく、月の形とその名前、昔の人と月との関わり等々も盛り込まれており、楽しみながら月を知ることができます。

「絵本」ですが大人も十分に楽しめます。

但し、小学校低学年の子どもまでは一人で読むよりも、親子で読んだ方がいいかもしれませんね。

 

2月26日(木)まで☆