ただ今、貸出カウンター前では図書館スタッフおすすめ本を展示しております。
一冊一冊熱い紹介文がついているのですが、残念ながら図書館に来館した方しか読むことができません・・・。そこで、おすすめ本の中から各スタッフ一冊ずつ紹介いたします！
①『骨は語る 徳川将軍・大名家の人びと』 鈴木尚／著 東京大学出版会
徳川将軍家や伊達家などのお墓の発掘調査記録を一般向けにまとめた本です。歴史ドラマや小説で語られる将軍と近親者たちの生前の姿や生活が明らかにされます。それぞれの人物詳細や歴史的位置なども併せて紹介されて、とても親切な作りです。側室たちは美人ぞろいだったことが骨格的に証明されていて、ちょっとうらやましいです。そして、その側室から生まれた歴代将軍たちも美男が多かったそうなのです！
徳川将軍家については、東京・芝の増上寺における発掘作業についても詳しく書かれています。将軍の眠る石室を掘り当て、豪奢な埋葬品を経て、棺を開けるまでの過程は、もはや考古学ロマンの世界です。皇妹・和宮の発掘に関する不思議な話もおすすめです。（山部）
